【龍谷アカデミックプラザ】孫に教える仏教－釈尊・親鸞の言葉－

主催：龍谷大学・龍谷大学短期大学部 ［龍谷大学・龍谷大学短期大学部 深草キャンパス］

問合せ先：龍谷大学・龍谷大学短期大学部

講座詳細

　浄土真宗の開祖親鸞聖人の主著『顕浄土真実教行証文類』（『教行信証』）には、多くの経・論・釈からの引用文（引文）があります。親鸞聖人ご自身のお言葉（御自釈といいます）よりも、分量的には引文の方が圧倒的に多い書物です。経は仏説ですから、釈尊の言葉です。釈尊の言葉は、場所も時間も異なる現代においても、学ぶ意義のある言葉です。
　現世に生きる私たち、現代を生きる私たちは様々に苦悩します。釈尊の言葉・親鸞聖人の言葉は、その苦悩をやわらかく解きほぐしてくれる言葉です。
　この講座では、『教行信証』に引かれる経典の言葉を手がかりに、私（たち）を導いてくれる言葉、次世代にも語り継がれる言葉について、やさしく学びたいと思います。

■第1回：2025年2月7日（金）15:15～16:45
『無量寿経』の言葉；法然聖人が指定された浄土三部経の1つで、浄土真宗では、釈尊出世本懐の経典（この世に生まれ出た目的・本意は、この経典を説くためである）と考えられています。『無量寿経』の言葉を紹介しながら、釈尊・親鸞の思想について学びます。

■第2回：2025年2月21日（金）15:15～16:45
『観無量寿経』の言葉；浄土三部経の1つです。中国の善導大師は、この経典の註釈を施し『観経疏』を著します。『観無量寿経』の言葉を紹介しながら、釈尊・親鸞の思想について学びます。

■第3回：2025年3月7日（金）15:15～16:45
『阿弥陀経』の言葉；浄土三部経の1つです。『無量寿経』『観無量寿経』に比べれば短い経典ですが、無問自説の経（誰に問われたわけでもないけれども、釈尊自ら説法を始めた）と呼ばれます。『阿弥陀経』の言葉を紹介しながら、釈尊・親鸞の思想について学びます。

■第4回：2025年3月21日（金）15:15～16:45
『涅槃経』の言葉；浄土三部経には含まれませんが、『教行信証』の随所で引用される経典です。浄土真宗の信心をうかがう上で欠かすことができない『涅槃経』の言葉を紹介しながら、釈尊・親鸞の思想について学びます。

備考

講師